天使のバクティの魂に触れる
- Admin
- 2019年4月8日
- 読了時間: 2分

ガンジス川に座っていると、必ずやってくるのが物乞いの子供たち。
今回のインド旅でも、ぼーっとガンジスのほとりに座っていると、
一人、また一人と
子供たちが集まって来た。
小さな手に花やサモサ、チャイ、スイーツ、
それぞれの売り物を持って
「30ルピー、30ルピー」と言って来る。
30ルピーは日本円にすると約50円程度。
本当に彼らに必要なのは、教育だと思っていたので、普段はお金を
直接彼らに与えたり、安易に彼らから物を購入することはあまりない。
この日は私は本当にお金を持っていなかった。
帰りのリキシャ代くらいしか持ち合わせていなかった。
インドあるあるだけど
銀行のATMがことごとく、「NO MONEY」だった。
ATMマシーンに「NO MONEY」と張り紙してあるところ、
警備のおじさんが「NO MONEYだよ」と言ってくるところ。
様々だが、
心の中で「私もNO MONEYなんだけど~」と。
そして、集まって来た子供たちに
「私、NO MONEYなの。どこも銀行が使えなくて。」
そうすると、
ひとりの男の子が私の髪の毛に売り物の花を
飾ってくれた。
そうするとまた違う女の子が売り物のスイーツを
私の手に握らせてくれた。
他の子はチャイをくれた。
涙があふれそうだった。
この子たちは学校へ行って
教育を受ける余裕がなく
毎日花を売ったりして
家計を助けている。
教育は受けてなくても
本当に大切なことを知っている。
内側から湧き出る慈悲の心、
バクティの精神を持っている。
教育って何だろうって考えさせられた。
そして、後日またこの子たちのところに行って
お礼にお金を少しあげたら
「もっともっと、頂戴」と。
たくましい子たち。
慈悲の心を宿したまま
たくましく生きてほしい
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